2018年7月5日木曜日

【緊急時】海外でパスポートの更新が必要な方へ。必要な書類と抜け穴についての共有。

はい。
題名通りですが、「国外にいる時にパスポートの更新/再発行が必要になってしまった!」という場合どうするのか、という内容です。

国外にいるときパスポートの更新が必要になったらどうなるか…

実は私海外に住んでいるのですが、ふと気がついたらパスポートの有効期限が6ヶ月切っていました
正直「終わった」と思いましたね。はい。

ご存知の方も多いでしょうが、一般的に国際便で移動する際は「パスポートの有効期限が6ヶ月以上残っている」ことが前提条件となることが多いです。
つまりこのままだと、可能性としては以下がありえそうかなと思います。

  1. パスポート発行のために日本に一時帰国しようとしても、そもそも出国できない。
  2. 日本へ帰国はできても、新しいパスポートの発行が完了するまで、現在住んでいる国に再度入国できない。

今の国で仕事をしている以上、正直「長期滞在になるかもしれないリスク」は厳しいものがあるので結構なピンチ…。


と、いうことで色々調べてみましたので共有します。

パスポート申請に必要なもの

まず外務省の公式ページから
国内及び国外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類

ここを見る限り、私が該当するのは以下の部分ですね。

切替発給
残存有効期間が1年未満となった方
査証欄に余白がなくなった方(ページ数を増やす査証欄増補の申請も可能です。)

で、詳細を見てみると、国外でのパスポート切り替え申請に必要なものは以下の4点。

  1. 一般旅券発給申請書(10年用又は5年用) 1通
    • 平成28年1月4日以降,国外では併せて「ダウンロード申請書」が使用できます。
  2. 写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉
  3. 有効旅券
    返納していただき、失効処理をいたします。残存有効期間は新しい旅券の有効期間には加算されません。
    (戸籍上の身分事項に変更がある場合)
  4. 戸籍謄本又は抄本(原本を必要とします) 1通


1. 一般旅券発給申請書(10年用又は5年用) 1通

1番の申請書がダウンロードで使えるというのは正直驚きましたが、便利でした。
実はこれ情報の登録は全部ブラウザ上で行って、印刷してサインだけ直筆で入力すればOKというすぐれもの。
私みたいに日本語書くのが苦手だったり、そもそも書くのが面倒という方にピッタリ。

ただ、ここのサイトを開いてもらえると分かるのですがこの申請書何故か日本では未対応です


日本人向けの日本国用のパスポート発行のためのシステムを、日本国外では使えるのに日本国内では使えないとは…。
つっこみどころ満載ですが、まぁそれはいいです。
そこの問題点や日本のシステムについての愚痴を書くとそれだけで記事が何件にもなりそうなので飛ばします。

2. 写真(縦45ミリメートル×横35ミリメートル) 1葉

これは特に問題ないと思います。
ただ国によってはまともな証明写真が取れない場所も有るかと思いますので、事前に調べておいたほうが良いかと思います。
とりあえず私は、今後証明写真を何枚か財布に忍ばせておこうと決心しました。

3. 有効旅券

これも特に問題ないと思います。
というより問題がある場合は「切替発給」ではなく「紛失届」が必要になりますので、詳しくは外務省の公式ページにて調べてください。

4. 戸籍謄本又は抄本(原本を必要とします) 1通

ラスボスです。
特にこの(原本を必要とします)がいやらしいですね。

とりあえず日本国内にいる人に代理で戸籍謄本を取得して貰う場合ですが、以下の条件があります。

6親等以内の血族、3親等以内の姻族、そして配偶者

※参照 : 委任状なしで取れる親族の戸籍謄本の範囲は?

下手するとこの段階で詰む人もいるかと思いますが、無事戸籍謄本を取れる前提で話しを進めます。

そして次のフェーズとして、日本で取得した戸籍謄本を国外にいる自分の元へ送ってもらう必要があります。
国によってまちまちと思いますが、私がいる国ではこれが容易ではなく、そもそも日数がかかったり、本当に届くか怪しかったりしますが、原本が必須といわれると送ってもらう以外選択肢はありません。
急いでパスポートを発行しなければ行けないという人が何日間も届くかわからない書類を待つのは精神的にも結構厳しいと思います…。

戸籍謄本の抜け道

で、最後に戸籍謄本の面倒な待ち時間をなんとかして排除できないか?という部分なんですが、実は2つ方法がありました。

こちらです。

  1. 戸籍謄本を用意しない。
  2. 戸籍謄本の原本を用意しない。

はい。そもそも戸籍謄本を使わずに、なんとかパスポートの申請を通してしまえば良いということです。
もちろんこれは賄賂や裏のどうこうではなく、正式にOKな手順を踏んだ上で、このようなやり方がある、という内容です。

1. 戸籍謄本を用意しない。

実は先程の外務省のページを見てもらえると分かると思うのですが、地味に分かりづらく以下の文章が書いてあります。

(戸籍上の身分事項に変更がある場合)
戸籍謄本又は抄本(原本を必要とします) 1通

よくよく調べて見たのですが、「紛失届」、及び新規旅券の申請や渡航書を申請する場合は必ず戸籍謄本が必要ですが、切替発給では必ずしも必要では無かったんですね…。
なので、特に戸籍に変更が無い方は戸籍謄本は必要ありません。

戸籍に変更があるかた、または何らかの事情でどうしても戸籍謄本が必要な方は以下を試してみてください。

2. 戸籍謄本の原本を用意しない。

これは原本じゃないモノでなんとかしてみよう!ということですが、実はこの戸籍謄本ってFAXでもOKだったりします。
特に公式に明記されているわけではないのですが、いくつかのパスポート紛失した方のブログを見ていると、「FAXでOKと言われた」というケースや「時間がなくなって、もうFAXで良いよと言われた」というケースがあるようでした。
一応「日本に帰国後に原本をしっかりと提出すること」が条件となっているようですが、FAXだけで住む場合は最悪旅行会社や勤め先にFAXを送ってもらうなどでも対応できそうです。

「今さらFAX機能付きの固定電話なんて持ってないよ」という方も多いと思いますので、必要な場合は大使館に相談してみると対応してくれるケースもあるそうです。
国によって違ったりするのでなんとも言えませんが、少なくとも相談する価値は有るかと思います。


まとめ

今回自分のケースとしては、戸籍に特に変更がないただの期限切れによる切替発給なため、戸籍謄本は不要らしいので後日証明写真だけ撮って申請に行ってきます。
(領事館に問い合わせの電話もしましたが、「戸籍に変更なければ大丈夫!」という力強い返事を頂いたので問題ないと思います)

こちら無事申請できて、無事新しいパスポートをゲットできたら一応結果だけまとめると思います。

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